こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の原田です。


先日の新聞で少子高齢化がさらに進む2030年に、人手不足が現在の5倍以上にあたる644万人に拡大するという調査結果が発表されていました。

特に深刻になるのは、サービス業で400万人、医療・福祉業で187万人が不足するとみられています。

この人手不足の解消として
①女性
②高齢者
③外国人
④AI(人工知能)やロボット

上記の4つが対策として焦点となっています。

 

私がよく行く「はま寿司」には最近入り口に「はま寿司」のユニフォームを着たペッパー君がいます。
タッチパネルで人数やテーブルの希望を入力して待っていると
「○○番でお待ちのお客様はいらっしゃいますか~」と席の番号までちゃんと案内してくれました。
店員さんは配膳や片付け、会計などの業務に集中できていて、待っている子どもたちもペッパー君を興味津々につんつんして楽しく待っていました(笑)。
確かにペッパー君だと故障しない限り、早朝だろうが深夜だろうがどのシフトにも対応できるし費用対効果も抜群ですよね。

今はまだ珍しいので新鮮で面白いな、と思いましたがあと10年もすればこれが当たり前のようになってしまうのかな、と思うと複雑な気持ちになりました。

 

また高齢者ということでは、従業員の親を採用する「親子採用」の導入を検討しているコンサル会社が福岡にあるとのこと。
自分の親と同じ会社って・・・・。自営業だと当たり前かもしれませんが上司に怒られたりするのを親に目撃される、なんてなんだか変な感じがします。
でも考え方によっては従業員の親なので素性は分かっているし、若い世代しかいない会社にとってはシニア目線の意見を取り入れたりもできる、とメリットもあります。

 

人手不足を解消するには今までと同じ発想では取り残されてしまうのかもしれません。

機械化できるところ、人でなくてはダメなところをうまく組み合わせて活用できたらいいなと思います。